はじめに
綺麗な体づくりは、ダイエットをしている人だけでなく、運動をしているアスリートの方も意識していることだと思います。
美しい体づくりには食事と運動が必要不可欠です。
残念ながら、「食べると脂肪燃焼して痩せる」という魔法のような食べ物はありません。
しかし、「脂肪燃焼を助け、体脂肪率低下に役立つ」食べ物はあります。
脂肪燃焼のメカニズムを解説するとともに、脂肪燃焼に効果的な食べ物、避けたほうが良い食べ物を紹介します。
脂肪を燃やすために自分の体を温めよう
脂肪を燃えやすくするには、まず身体を温めなくてはいけません。
ここで言う身体を温めるというのは夏でもセーターを着て厚着をしてください、ということではありません。
内臓や筋肉といった体の内側、芯の部分を温めることを指します。
最近は「温活」という言葉をよく耳にしますね。
「脂肪を燃やす」と言うくらいですから、冷たい体ではなかなか脂肪は燃焼してくれません。
なぜなら、体が冷えていると血液の巡りが悪くなり、体の隅々まで栄養や酸素が行き渡らなくなり、代謝が上がりにくくなるからです。
運動で体を温める方法もありますが体を冷やすものを口にしていては冷えやすい体質に逆戻りしてしまいます。
では自分の体を冷やさないためにはどのような食べ物が良いのでしょうか?
ポカポカ食材を選んで体の芯から温まろう
体を温める食べ物、冷やす食べ物の見極め方は食べ物のジャンルによって異なります。
ここでは、
1.野菜・果物
2.肉・魚
3.発酵食品
4.飲み物
に分けて説明していきます。
野菜・果物
体を温めるには冬に旬を迎える食材を選びましょう。
体を温めるのに冬の食材???と頭にはてなマークが浮かんだ方、いい質問です。
秋から冬にかけて収穫される食べ物は寒い中、自身を守るために栄養を蓄えるため、寒さに強く育ちます。
そのため、体を温めてくれるのに役立つのです。
特に、土の中で育つ根菜類がオススメです。
人参、ごぼう、ねぎ、レンコン、にら、かぼちゃ、さつまいも、生姜、にんにく、唐辛子など、寒い季節に旬を迎える作物が身体を温めてくれます。
反対に夏に旬を迎える作物は暑い日差しに負けないように育つので食べると体内の温度を下げることが多いです。
トマト、きゅうり、なす、レタス、バナナ、柿、すいかなど、夏に旬を迎える作物は身体を冷やしてしまいます。
身体を冷やさないために、食べる際は温かい料理にして食べるようにするのがオススメです。
また果物は水分含有量が多いため身体を冷やしやすい果物が多く、食べ過ぎは禁物です。
寒い地域で取れるりんご、さくらんぼ、ぶどうなどは比較的冷えにくいと言われています。
肉・魚
お肉やお魚は、私達の筋肉の源となるたんぱく質が多く含まれています。
また、たんぱく質は私達が活動するために必要な栄養素で、活動エネルギーに変換される時に多くの熱量が発生して身体を温めてくれます。
ただし、お肉の脂肪は体を冷やしてしまうため、できるだけ脂身が少ない赤身肉を選ぶようにしましょう。
お魚も全般、体を温めてくれますが、色の濃い赤みの魚や青魚は特に効果が高いです。
鮭、マグロ、カツオ、さば、いわし、さんまなどが挙げられます。
1.で紹介した野菜と合わせて食べると、温かい身体作りに効果的です。
発酵食品
加工品である発酵食品には、発酵する過程で酵素が発生します。
酵素は体の新陳代謝を促して体を温めてくれる重要な要素です。
そのため、大豆そのものを食べるよりも発酵食品である醤油や味噌、納豆などに加工した方が温まりやすくなります。
同様に牛乳よりも、チーズの方が体を温めるのに効果的です。
1.で水分量が多い果物は身体を冷やしやすいと書きましたが、ドライフルーツにして水分含有量を減らすと身体を冷やしにくくします。
果物には美容に良いビタミンやミネラルがたくさん含まれているのでドライフルーツにして積極的に取り入れたいですね。
飲み物
飲み物ではホットココア、白湯がオススメです。
ココアに入っているカカオにはカカオポリフェノールが含まれており、血行促進効果があります。
お湯ではなく牛乳で作れば、牛乳に含まれるたんぱく質により、体が温まる効果がより一層高まります。
白湯は何よりローコストでノンカフェインなのが魅力的です。
朝1杯飲むと1日の代謝量が上がり脂肪が燃焼しやすい身体になりますよ。
冷たい飲み物全般は身体を冷やしやすくなるので温かくして飲むか、常温で飲むようにしましょう。
砂糖、特に精製された上白糖には身体を冷やす作用があるので、特にジュースは避けた方が良いです。
温かい飲み物であれば身体を冷やさないかといったらそうではありません。
緑茶や紅茶に含まれるカフェインは摂取しすぎてしまうと、利尿作用が働き水分を排出することで体温が下がってしまいます。
カフェインが含まれる飲み物はほどほどにとどめておくのがオススメです。
また、アルコールも身体を冷やしてしまいます。
なぜかというと、体内に入ったアルコールは肝臓で分解されますが、同時に、体内の水分も大量に排出されてしまいます。
体内の水分が排出されると、体温は下がってしまうのです。
よくお酒お飲むと顔が赤くなり、体が火照るような感覚になるのは、アルコールによって一時的に血管が広がるためで、体が温まっているわけではありません。
しかし、お酒はなんでも体を冷やしてしまうわけではありません。
日本酒や紹興酒はお米を原料とした発酵食品ですので、身体を温めるのに効果的です。
熱燗でいただくことをお勧めします。
筆者オススメ!ポカポカレシピ!
身体を温め、脂肪を燃えやすくする食材を紹介しました。
最後に寒~い北の大地、北海道在住の筆者がオススメする脂肪燃焼に効果的な鮭のちゃんちゃん焼きのレシピを公開します!
フライパン1つでできますし、ホットプレートを使ってみんなでワイワイいただくのもオススメですよ。
⭐︎スタミナたっぷりポカポカ鮭のちゃんちゃん焼き⭐︎
【材料】~2人分~
・生鮭 2切
・キャベツ 1/8個
・にら 1/4束
・玉ねぎ 1/4個
・人参 1/4本
・しめじ 1/2パック
・バター 10g
《A》
・味噌 大さじ3
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・みりん 大さじ1
・ニンニク 小さじ1(チューブでも可)
・塩胡椒 適量
《作り方》
①鮭は両面に塩胡椒を振っておく。《A》を混ぜ合わせ、合わせダレを作っておく。
②キャベツはざく切り、ニラは3cm幅に切り、玉ねぎは1cm幅の細切りにする。
人参は5mm幅の短冊切り、しめじは石づきを落とし、小房にほぐす。
③フライパンを中火に熱してバターを入れ、鮭を皮目から焼く。
皮目がこんがりしたら身の方も焼く。
④鮭の周りに②の野菜をのせ、《A》をまわしかけて蓋をし、蒸し焼きにする。
⑤鮭と野菜に火が通ったら鮭の身を崩し、野菜と混ぜ合わせて完成!
たんぱく質が豊富で消化吸収の良い鮭をメインに身体を温めやすい野菜をたっぷり合わせました。
調味料も、発酵食品の味噌、乳製品のバター、ニンニクのトリプルアタックで温活にアプローチできます。
この1品で身体が芯まで温まりますよ。
身体を温める食材・冷やす食材を知っておくと、脂肪の燃焼力が変わります!
運動だけではなく、いつもの食事を少し変えるだけで、グッと基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなります。
ぜひ身体を温める食材を食べて、脂肪をメラメラ燃やしましょう!
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